三幸製菓のお菓子に虫混入!これってよくあることなの?

   

チーズON モザイクあり

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今回は、三幸製菓のお菓子での異物混入、それも奇跡的な形での虫混入の例に遭遇しました。

最初は、記事にするつもりはありませんでしたが、メーカー側と消費者側の温度差に疑問を持ったので書くことにしました。

人によっては「神経質だ」と思う人もいるでしょうけれども、僕と同じような考え方の人も多いハズだと思い記事にしましたが、三幸製菓の対応が間違っていたという批判ではありません。

娘の突然の悲鳴!

TVで家族団らん

穏やかな休日の午後、我が家ではお菓子を食べながらTVを観るという、昭和さながらの家族団らんをいまだにしています。

その時は僕と奥さんと娘の三人。

娘は大学生ですが、同世代にありがちなオヤジを毛嫌いするようなこともなく、仲良く団欒に参加してくれます。

数種類のお菓子を開けて、好き勝手にボリボリと食べていたときのこと、突然、娘が叫びました。

 

「キャー!◯☓△☆※□ー!」

 

普段、そんな声を上げたことのない娘の悲鳴に驚いて、後半に何を言ったのかを頭が理解するのに時間がかかってしまいました。

「キャー!虫が入っている」

そう言って、娘は手にしたお菓子を放り投げていたんです。

ようやく脳みそに届いた言葉を聞いて、今度は状況を理解するのにしばし時間が必要でした。

食べていたのはスナック菓子やおかきの類。

”ペヤングじゃあるいまいし、大手メーカーのお菓子にどんな虫が入るんだ?”

”どうせ異物が入っていたとしてもせいぜい小さなゴミで、虫と見間違えたんじゃないのか”

そう思うのとほぼ同時に、今度は奥さんが娘の放り投げたおかきのパックを見て叫びました。

「えー、本当に虫入ってる!」

見事にパックされたハエ

奥さんの言葉に状況を理解した僕は、問題のお菓子のパックを取り上げて見てみました。

それは三幸製菓の「チーズON」というおかきで、薄く丸いおかきの中央が皿状になっていて、そこにチーズを載せた和洋折衷のお菓子でした。

このお菓子知っています?

僕は初見だったので、人気の商品なのかどうかは知りません。

せんべいのように平べったいもので、1枚1枚それを包装する袋も薄く、赤い文字で「チーズON」と書かれています。

遠目には虫の入る余地などなさそうな小袋だったので、せいぜい小さな虫だろうと思って見てみたら、なんと完全体のハエが入っているじゃないですか!

その写真がこちら。

(写真をクリックすると大きな写真で見ることができます。)

お分かりになるでしょうか?

表から見た写真では、向かって右下の角のところに2つの羽を備えた黒い影を。

裏からの写真では左下になります。

娘は封を開ける前に気づいたので、破れなく完全にパックされています。

これ、開けてからだと信じてもらえなかったところですね。えらいぞ娘。

動画も撮ってありますので、完全にシールされたままなのが確認できます。

羽や足が入っていたとか、小さな虫が入っていたとかなら分かるんですが、こんな小袋にハエが完全体で混入しているなんて、すごくないですか?

「チーズON」はほとんど残っていましたが、食べるのをストップして、残りの分とハエ入りの分が区別できるようにして、まるごと三幸製菓に送ることにしました。

他にも三幸製菓の商品があったのですが、もう気持ち悪くて食べる気になりませんでした。

娘は食欲そのものが失せてしまったらしく、他のものにも手を付けなくなった様子。

その横で、僕と奥さんは他社製品のお菓子をボリボリ食べながら、

「こんなことあるんだ」

「これ、大事になるんじゃない?」

などと他人事のように話していました。

ペヤングのゴキブリほどのインパクトはないので、そこまで大事にはなることはないでしょうが、ハエがまるごと混入していたとなると商品回収にはなるんだろうなぁ…と漠然と思っていました。

ちょっとしたことで何でもかんでも回収するのは、世代的にもったいないと思ってしまうのですが、さすがにハエが混入していたとなると仕方ないかな。少なくとも僕は食べようとは思いません。

乾物なので、気にせず食べるという人もいるでしょうけど、第三者としてハエ混入のニュースを聞いたとしても、食べずに返品したいですね。

お客様係に電話したら淡々と処理

お客さま相談室

事件があったのはちょうどお盆の真っ只中だったので、お盆明けに奥さんが三幸製菓のお客さま相談室に電話をしました。

ハエがまるごと入っていたことを伝えると、「申し訳ありません」との通り一遍の謝罪と、代わりの品物をお送りするので問題の商品を送ってくださいとのこと。

まだ衝撃の場面が脳裏に焼き付いていた頃だったので、奥さんが気持ち悪いから代わりの品はいらないと伝えると、代金分を郵便小為替で返金するとのこと。

問題の商品を検査し原因を調べた上で、報告書と一緒に送るということで話がつきました。

三幸製菓への連絡をしたあとで、奥さんは何か納得がいかない様子。

以前にもお菓子を買ったら、シール不良があって返品したことがあります。

それが三幸製菓だったかどうかは失念しましたが、今回の対応がどうもシール不良レベルと変わらなかったみたいで、奥さんはそれが納得いかなかったようです。

小袋にハエがまるごと入ってたというのは消費者にとってかなりの衝撃だと思うんですが、三幸製菓側はよくある返品やクレームと同等の扱いのようだったのです。

ハエが入ったくらいよくあることの1つと考えているように思えて、その温度差になにかモヤモヤした感じが…ということらしいです。

実際に菓子業界では、こんなことはよくあることなんでしょうか?

報告書と300円の郵便小為替が送られてきた

報告書

返品後1週間くらい経って、三幸製菓から報告書と300円の郵便小為替が送られてきました。

報告書に書いてあったのは主に以下の3点。

  • 入っていたのはキンバエであること
  • クーリングから個包装機までの間に混入したこと
  • これからの対応策

まずは入っていた虫は何だったかを調べたようです。

ハエであることは素人目にも明らかなのですが、種類を特定するためにわざわざ防虫専門の駆除業者に確認を依頼したそうです。

袋の外からはあの特有のテカリはわかりませんでしたが、ごくありふれたキンバエだったということです。

次に、どこで混入してしまったか?

調べたところ、ハエの体にはチーズが付着していなかったため、チーズをクーリングして固まったあとから個包装されるまでの間に混入した可能性が高いとのことでした。

工場内へは資材搬入の際に、一緒に入ってきたのかもしれないという結論でした。

報告書の文面は至極まっとうなもので、誠意のある文面だと感じられました。

送ると書いてあった商品は送られず

製品送ると記載した報告書

送られてきた報告書の最後の方に、「弊社製品をお送りいたします…」の文言がありました。

事件後は、代わりの「チーズON」を送ると言われても、とても食べる気にはならず代替品は固辞しました。

しばらくは、三幸製菓の他の製品もちょっと抵抗があって避けていたのですが、報告書がくる頃には、そのショックも薄れていた頃でした。

そこに「弊社製品を送る」という言葉に、別の製品なら食べてもいいかな?という気持ちで、どんな製品が送られてくるのかちょっと楽しみでもあったのです。

ところが、待てど暮らせど商品は送られてきません。

そもそも、虫混入について公表がされて、商品回収になるものだと思っていたら、回収はおろか、公表さえされない様子。

2週間近く経っても音沙汰が無いので、奥さんはしびれを切らしてお客様相談室へ、ふたたび電話をしました。

こんなに完全な形でハエがパックされるのは珍しくないのか?

公表される様子もなく送ると書かれていた商品も送られてこないことから、今回のことは重大なことと捉えていないと感じたのです。

電話の対応は淡々としたもので、やはり奥さんとは温度差が。

そこでオペレーターにハエ1匹混入するのはよくあることなのか聞いてみると、はっきりと”ハエが入るのは珍しくない”と言ったわけではないですが、そんなに珍しくないような言い方でした。

実際のところどうなんでしょう?

食品製造業界のことはまったくの素人なので、どの程度異物混入事件が起こっているのかは知りません。

こんなことはよくあることと言われれば、それ以上強く言うこともできません。

ねばって文句を言って、クレーマーと思われるのもイヤですから。

そこで、奥さんは「このことをブログに書いていいですか?」と尋ねたら、それは客側の自由なので三幸製菓側としては止めることはできない、とのこと。

奥さんが忙しくてなかなか記事にできなかったので、代わりに僕が今回記事にしたという次第です。

ちなみに、商品の詰め合わせセットは電話後2~3日のうちに届きました。

さすがに「チーズON」は詰め合わせには入っていなかったですね(笑)

獺祭は虫混入で9000本以上回収したのに…

みなさんは、今回のハエ混入をどう思われますか?

こんなことは大したことじゃないんでしょうか?

最近では、大磯町の中学校の給食で100例以上の異物混入が話題になっていましたが、これは製品ではないので比較できません。

製品レベルでの異物混入は年間に1000件以上発生しているようですが、そこには虫以外の異物の混入例もたくさん入っています。

虫の混入例の実数を探してみたのですが、虫のみのデータは見つけられませんでした。(東京都福祉保健局のデータで24年度に虫で194件の混入例がありましたが、飲食業を含む中小企業のものがほとんどでしょう)

虫といっても小さなものからゴキブリまで色々ありますし、ハエレベルのサイズの虫が入っているケースは多いのでしょうか?

参考になりそうな話として、食品工場でアルバイトをしていた人の記事がありました。

この記事によると、虫の混入を完全に防ぐことは難しいようですが、ハエが混入することは普通にあることではないようですね。

大手メーカーの市販食品への異物混入では、各社どのような対応を取っているのかちょっと調べてみました。ペヤングについては有名なので、それ以外の例を見てみます。

はごろもフーズでのゴキブリ、ハエ混入

ツナ缶でハエとゴキブリの混入があったようです。

以下のサイトが詳しいです。

はごろもフーズはどちらも回収はしなかったようですね。

連続性がないから回収の必要がないとの判断だそうですが、加熱調理している食品なので、お菓子以上にちょっと気持ち悪いです。

三幸製菓も連続性がないとの判断で回収しなかったのでしょう。

亀田製菓で金属片混入

今年の4月、三幸製菓に並ぶせんべい類の菓子メーカーである亀田製菓の「ソフトサラダ」に、部品の一部である金属片が混入して、それを食べた女の子が口の中を切る怪我をする例がありました。

このケースではメーカー側が女の子の家を訪問して謝罪し、商品と金属片を回収したそうですが、公表しなかったため女児の父親は不満を感じていたようです。

獺祭に虫混入

去年の12月に、人気の日本酒である「獺祭」に虫が混入していた事例がありました。

確認されたのは1本だけで、瓶にお酒を入れてキャップをはめるまでの間に混入したとみられています。

今回の三幸製菓の例と混入した物や混入のプロセスが似ているので、比較参考にしやすいです。

この例では製造元の旭酒造は、同じ日に製造された9312本を自主回収すると発表しました。

これらの対応の違いは何でしょう?

一応、食品業界の異物混入の手引によると、昆虫・毛髪・ビニールなどは体に影響する可能性が低いとして、商品回収などはせずに当事者間で解決するというのがデフォらしいです。

くわしくはNHKの「おはよう日本」での特集に詳しいです。

今回の例は、消費者としては公表・回収が当然のように感じるのですが、三幸製菓の対応はおかしくなく、

いわば、獺祭での対応が神すぎると言えるのかもしれません。

でも、なんかもやもやする…

まとめ

今回、愚痴のように書いてしまいましたが、ハエがまるごと入っているというのは結構な衝撃で、特に娘はトラウマになっているかもしれません。

それに対して、メーカーとしては手引書通りの対応とはいえ、こちらとの温度差の違いに戸惑いました。

もしみなさんが同じ状況にあったらどうなのか?

また、そんなことがあったことを知らされないまま、「チーズON」を食べていた人はどう思うのでしょう?

小さな虫や足の一部が入っていたというならともかく(それでも十分気持ち悪いです)、今回のようなケースではせめて公表して、希望者には商品の交換をするなどの対応があっても良かったのではないかと思います。

(2017年9月24日現在も、公式HP上での公表はありません)

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