痛風を痛いだけの病気だと思っていたら大間違い!放っておくと腎不全から透析が必要に

痛風に悪い魚卵

こんにちは、ノブです。

年を取ってくると気になるのが痛風です。僕は今のところ大丈夫ですが、みなさんは尿酸値は大丈夫ですか?

痛風はほぼ男性だけにしか起こらない病気だそうですね。

なぜそうなのかはわかっていないようです。いじわるな神様のいたずらでしょうか。

ところで、痛風は強烈な痛みの発作のことに注目が行きがちですが、病気の本質はそこにはありません。

問題は高尿酸血症にあります。

痛風発作が治まっているからと高尿酸血症を放っておくと腎臓の障害にまで発展するかもしれないのです。

男性特有の痛風予備軍は20~30%もいる!

男性

関節に強烈な痛みの出る痛風の原因となる高尿酸血症は、それだけでは臨床症状はありません。

たとえかなりの高い尿酸値になっていても、痛風発作がなければ本人が気づくことはまずないのです。

しかし、健康診断などで血液検査をしてみれば、多くの人が高尿酸血症になっています。

成人男性のだいたい20~30%の人が高尿酸血症になっていると言われています。すごい割合じゃないですか?

高尿酸血症の目安は7.0mg/dlとされています。

成人男性の20~30%はこのラインをすでに超えてしまっているということです。

これだけの人が痛風予備軍で、いつ痛風発作が起きてもおかしくないのです。

痛風が痛い原因は関節にたまる尿酸結晶のせいだけじゃない

photo by wikipedia

一般に、痛風というと尿酸結晶が関節にたまり強烈な痛みを出すものとされています。

針状のトゲトゲした尿酸結晶の写真を見たことがある人もいるかもしれません。

そんなトゲトゲの結晶のイメージのため、痛風というとあのトゲトゲが痛みの原因になっていると思っている人も多いんじゃないでしょうか。

でも、実際はちょっと違います。

尿酸が血液に溶けている時は何も反応しなかった白血球は、尿酸が結晶化するとその塊を異物として認識してやっつけようとします。

特に、温度の低い関節は尿酸結晶がたまりやすく、痛風発作を起こすのは関節なのです。

関節内にたまった尿酸結晶に対して白血球が攻撃をすることで、さまざまな炎症反応が起こって関節は腫れ上がり、ひどい痛みを生じるのです。

痛風の痛みは尿酸結晶のトゲトゲの痛みではなく、急性炎症による関節炎の痛みなのです。

尿酸値が高いと必ず痛風になるわけではない

痛風発作が出た男性

高尿酸血症だと痛風がいつ起こってもおかしくありません。

しかし、どのくらいの数値になれば痛風発作が出るという基準はなく、人によっては7.0mg/dl以下で発作が出る人もいれば、9.0mg/dlでも出ない人もいます。

個人でみれば数値が高ければ高いほど発作の確率が上がるのは間違いないですが、尿酸値が特定の値を超えれば誰もが痛風になるというものでもないのです。

しかしそこが痛風患者の陥りやすい罠で、検査で少々数値が高くなっていても、痛風発作がずっと起きていないと妙に安心してしまって薬をちゃんと飲まなくなってしまったり、控えるように医者に言われていたアルコールや食べ物の制限もおろそかになってしまいます。

喉元過ぎればなんとやらですね。

尿酸値が高くても痛風発作が起こるとは限らないのは、上に述べたように、痛風発作は関節内に結晶がたまって起こるものだからです。

どういうことかというと、長年の高尿酸血症のために徐々に関節内に尿酸結晶がたまっているような場合、尿酸値はさほど高くないことがあります。この場合、たいして尿酸値が高くないのに痛風発作が起こります。

逆に尿酸値がかなり高くても、まだ関節内に結晶がたまっていなければ痛風発作は起こりません。

でも、痛風治療の目標は発作を起こさないことではありません。発作が起きていないからと安心していると、気づかないうちに腎臓を悪くしてしまうかもしれません。

尿酸結晶は腎臓にもたまる

腎臓

痛風の起こりやすい場所は、足の親指の付け根が有名ですね。

でも、高尿酸血症によって尿酸結晶がたまるのは足の親指だけではありません。

関節では肘にたまることもあります。他の部位では耳や骨にたまることもあります。

しかし何といっても一番問題なのは、尿酸結晶は腎臓にもたまることです。

たまった尿酸結晶が腎臓の機能を低下させてしまいます。

多くの研究データが高尿酸血症と腎障害に密接に関連があることを証明しています。

腎臓が悪くなれば尿酸を排出できなくなる悪循環

腎不全 腎機能障害

高尿酸血症になってしまう原因は、体内で尿酸が作られすぎることと、余分な尿酸を排出しにくい体質、という2つの理由が考えられます。

特に排出しにくい体質は、高尿酸血症の人の80~90%に当てはまります。

体内で作られた尿酸は腎臓から尿として排泄されるしくみになっています。

つまり、先ほどのように高尿酸血症で腎臓の働きが悪くなってしまうと、尿酸の排出がさらにうまくできなくなってきます。

そのためさらに高尿酸血症がすすみ、腎臓の障害が悪化するという悪循環になってしまうのです。

最悪の場合には透析が必要になるほど腎不全が進んでしまうかもしれません。

まとめ

痛風というと強烈な痛みが印象的なため、発作が起こらないようになってしまうと、すっかり安心して治療がおろそかになりがちです。

しかし、問題なのは痛みではなく、高尿酸血症であることを忘れないようにしましょう。

腎臓の障害が進んでしまうともう治らなくなってしまいます。

きちんと治療に取り組むようにしましょう。

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